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脇指 銘「大和守安定」

名称ふりがなわきざしめいやまとのかみやすさだ
大分類工芸
種類補足刀剣
員数1口
作者安定
付属品白鞘・金一重鎺・刀袋
法量まとめ全長69.2 刃長54.2 反り0.96
時代江戸
世紀17
時期前期
元号承応ころ
伝来赤羽刀
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 鎬造、庵棟の脇指で、やや先反りのついた中反りで、先幅を細めにつくる。地鉄は、板目肌が詰み、杢目交じりで柾がかる。刃文は、互の目を鎬筋まで、高さをほぼ揃えて幅広く箱乱のように焼く。刃際には、ほつれがみられる。ふくらかれた鋒で、帽子は乱れ込んで掃掛けて深く返る。茎は、舟底形のようなふくらみを持ち、角度の急な筋違鑢がかけられ、茎尻は尖り気味の刃上栗尻とする。安定は、富田宗兵衛とよばれ、紀州石堂鍛冶の安広の門下とみられる。安広とともに、のちに江戸に移って江戸で作刀した。大和守を受領したのは、紀州を離れたのちのことと考えられている。赤羽刀。
テーマ装い

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