脇指 銘「紀州住長次」

名称ふりがなわきざしめいきしゅうじゅうながつぐ
大分類工芸
種類補足刀剣
員数1口
作者長次
付属品白鞘・金一重鎺・刀袋
法量まとめ全長58.5 刃長45.0 反り0.87
時代江戸
世紀17
時期前期
元号天和ころ
西暦1681-1684
伝来赤羽刀
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 鎬造、庵棟の脇指で、浅い中反り、ふくらついた中鋒の姿である。地鉄は板目肌が詰んで、中直刃の刃文は、匂出来で刃境がほつれ気味である。帽子は中丸で、尖り気味に浅く返る。茎は、勝手下り鑢がかけられ、茎尻は尖った深い刃上栗尻とする。長次は、天和ごろの紀州石堂の刀工とされ、槍の作品が多く残されているようであるが、本品には石堂鍛冶の特徴はあまり感じられず、むしろ文珠鍛冶(初代重国)の影響がうかがわれる。赤羽刀。

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