根来塗 大丸盆

名称ふりがなねごろぬりおおまるぼん
大分類工芸
種類補足漆工
員数1枚
材質根来塗
付属品風呂敷
法量まとめ高さ3.1 経60.5
時代江戸
世紀17
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 根来塗は、一般に根来寺で使用するために制作された仏具や日用雑器のうち、黒漆の下地の上に朱漆を掛けた漆器の総称である。後世の美術工芸品的な漆器と違い、長年の使用に耐える堅牢さに特徴があり、現在もなお使用に供されているものもある。天正13年豊臣秀吉の根来寺焼き討ちによって職人が全国に散り、その伝統は海南の黒江をはじめとして各地に受け継がれている。本品は、口径約60センチメートルの大きな丸盆である。丸盆は、神仏への供物を盛るために使用されたものであるが、これほど大きなものは珍しい。

PageTop