書簡* 伊藤博文宛

名称ふりがなしょかん
大分類書跡
員数1幅
作者陸奥宗光 
材質紙本墨書
付属品桐箱・メモ書
法量まとめ縦18.5 横72.5
時代近代
世紀19
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 和歌山藩士・伊達宗広の子として生まれた陸奥宗光(1844~97)は、明治25年(1892)に第二次伊藤博文内閣の外務大臣になると、懸案であった列強との不平等条約の改正に着手した。明治27年には、日英改正条約の調印を行う一方、日清戦争の開戦に踏み切り、戦後の下関講和条約や三国干渉を処理した。この書簡は、三国干渉により遼東半島の放棄がなされた後、ロシアに戦意がないという秘密情報を病身ながら入手し、伊藤に伝えたものではないかと思われる。

PageTop