柿園詠草
名称ふりがな | しえんえいそう |
---|---|
大分類 | 典籍 |
員数 | 2冊 |
作者 | 加納諸平 |
材質 | 版本 |
付属品 | 帙 |
法量まとめ | 縦26.0 横18.0 |
時代 | 江戸 |
世紀 | 19 |
時期 | 後期 |
元号 | 嘉永6刊 |
西暦 | 1853 |
寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 本品は、幕末に和歌山で活躍した国学者・加納諸平(1806~57)の和歌集である。奥には刊記として、「柿園社中蔵板 若山書林坂本屋大二郎」とある。幕末の紀州藩における文芸活動を示す資料として貴重である。書名の柿園とは、諸平の号である。諸平は、本居宣長の門人の子として遠江に生まれ、のちに宣長の養子として跡を継いだ本居大平の門弟となった。『紀伊続風土記』や『紀伊名所図会』の編纂にも関わり、安政3年(1856)には国学所の総裁に任ぜられた。諸平は和歌にすぐれ、自ら「天保調」と称し、本品を含む数種の和歌集を編んでいる。 |