竹製器局(野呂介石所用)

名称ふりがなたけせいききょく
大分類工芸
種類補足木工
員数1基
付属品杉箱
法量まとめ奥行27.8 幅62.0 高さ65.2
時代江戸
世紀19
時期後期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 近世後期の画人・野呂介石(1747~1828)が、愛用したという器局である。器局とは、煎茶の道具を飾ったり、収納するための棚状の器具であるが、本品は構造材として節を強調した自然の竹材を使用している点が特徴的である。天板には竹を組み合わせた幾何学文様をあしらい、収納部の抽斗や扉には編んだ竹を用いている。向かって右側の収納扉の裏には、野呂介石の甥・野呂松蘆が、介石没年の文政11年(1828)に介石遺愛の品という旨の朱漆銘を記している。

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