葵紋板文庫

名称ふりがなあおいもんいたぶんこ
大分類工芸
種類補足木工
員数1具
付属品桐箱・目録(包紙入)・包裂・箱紐断条
法量まとめ縦27.1 横21.3 高さ7.6
時代江戸
世紀19
時期後期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 板文庫とは、近世のおもに公家が用いた草子挟みの1種で、2枚の板で冊子を挟み、組紐で結ぶようになっているのが一般的である。この資料は、さらに硯箱の機能を備えたもので、上の板上に硯・筆・墨・水滴・刀子・錐を配置する。船の帆の形をした硯は那智の黒石、筆の軸は和歌浦の葦、墨は藤白墨、兎の形の水滴は大崎の白石、刀子・錐の鞘と硯の蓋は田辺の白栩という各地の特産品で製作され、下の板面には吹上の白菊が描かれる。硯の蓋には、葵紋が金泥で描かれ、帆の形の硯の背景として、上の板面に波濤も描かれている。
テーマ海、装い

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