黒根来瓶子
| 名称ふりがな | くろねごろへいし |
|---|---|
| 大分類 | 工芸 |
| 種類補足 | 漆工 |
| 員数 | 1口 |
| 材質 | 黒漆塗 |
| 付属品 | なし |
| 法量まとめ | 高さ30.5 口径3.3 底径13.2 胴張20.1 |
| 時代 | 室町 |
| 世紀 | 16 |
| 寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
| 解説 | 「根来」とは、下地に黒漆の中塗りを行ない、さらに朱漆の上塗りをほどこして仕上げた木器のことをいう。根来寺山内で中世後期に制作されていた良質の漆器に名称の由来があり、近年の根来寺遺跡の調査でも、断片などが出土している。この資料は、仕上げに黒漆を用いた「黒根来」とよばれるもので、器形や断文の状態から室町時代に比定される。根来寺遺跡からも、同様の黒根来が発見されている。なお、瓶子とは酒を入れて注ぐための容器である。 |