/7

華岡青洲像

名称ふりがなはなおかせいしゅうぞう
大分類絵画
員数1幅
作者華岡青洲(自賛)
材質絹本著色
付属品桐箱・紙たとう箱・旧箱蓋
法量まとめ縦107.8 全長46.3
時代江戸
世紀19
時期後期
元号文政12
西暦1829
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 江戸時代後期に那賀郡西野山村(紀の川市)で家塾・春林軒を開き、医療・教育活動を行った医師・華岡青洲(1760〜1835)の肖像画(寿像)である。羽織・袴を着し、帯剣して端座するこの種の絵は、丹波長績(素俊、号・成章堂)に命じて肖像を描かせ、自らその上に医者の心構えを七言絶句の漢詩にしたためて、門人の求めに応じて制作して分け与えたもので、各地にこのような肖像の類例が確認されている。本品は、小林という門人の求めに応じて、文政12年(1829)、青洲70才の時の寿像に、青洲自らが賛を記したものである。老いてなお衰えぬ医学への情熱がうかがわれ、青洲の風貌や医学への思いを知ることができる作品である。
テーマ装い

PageTop