和歌浦厳島図屏風

名称ふりがなわかのうらいつくしまずびょうぶ
大分類絵画
員数6曲1双
材質紙本著色
付属品杉箱
法量まとめ(右)縦154.0 横355.8 (左)縦153.8 横355.6
時代江戸
世紀18
時期中期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 和歌浦を描いた屏風絵には、その景観を写生した真景図と、絵師がイメージをもとに構成した名所図とがある。名所図としての和歌浦図は、本品のように、左隻に厳島(安芸の宮島)図をともなう作品が多い。右隻(和歌浦図)右側の社殿には、東照宮を思わせる三重の塔・下馬橋、天満宮とかかわりの深い梅、紀三井寺を連想させる桜、今も玉津島神社周辺にみられる松と岩が、描き込まれている。これは、左隻の厳島図と構図を調和させるため、寺社を右寄りに一つにまとめ、左に海を大きくとった結果である。

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