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唐金梅所宛書状

名称ふりがなからかねばいしょあてしょじょう
大分類書跡
員数1幅
作者祇園南海
材質紙本墨書
付属品杉箱(仮箱)・紐断片
法量まとめ本紙部分 縦47.6 横53.9(原紙縦15.9/15.8/15.7 横52.5/53.8/51.2)
(表装 縦161.0 横67.5)
時代江戸
世紀18
時期後期
解説 紀伊藩の儒学者・祇園南海(1676〜1751)が、泉州・佐野(泉佐野市)の豪商で詩友の唐金梅所(1675~1738)へ送った書状。梅所は、正徳元年(1711)の朝鮮通信使来朝に際し、大坂の宿所・津村別院で通信使との詩の贈答を求めており、そのころから南海との交流が始まったようである。この書状の中で南海は、梅所が詠んだ「七境詩」などの漢詩について、新井白石(1657~1725)ら同門の兄弟子からの指導を仲介したり、自ら梅所の詩へ意見を述べたりしている。原状は縱16㎝程度の切紙を貼り継いだ形のものであったが、現在では継立部分を2箇所はがして縱3段に密着してならべ、簡易な軸装に改装している。

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