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熊野権現縁起絵巻

名称ふりがなくまのごんげんえんぎえまき
大分類絵画
員数3巻
作者姉崎治右衛門(家昌)
材質紙本著色
付属品桐箱(紙蓋)・紙たとう箱
法量まとめ縦29.3 横961.1
時代江戸
世紀17
時期前期
元号寛永14
西暦1637
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 熊野権現の起源を摩訶陀国(インド)からの飛来神とする説話を絵巻化した資料で、「熊野の本地」「ごすいでん縁起」などとも呼ばれる。こうした絵巻は多く存するが、本資料は役行者の前世である万行法印が登場する点が特徴であり、ほかには断簡2種が知られるにすぎない特異な伝本である。奥書にみえる姉崎治右衛門家昌は、寛永期にそれぞれ別系統の2種の「熊野の本地」にも関わっていることから、熊野信仰の唱道を行なう様々な集団からの依頼を取りまとめて、絵師に発注するような存在であったことが想定される。

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