紀州牟婁郡有馬村大庄屋仲家文書

名称ふりがなきしゅうむろぐんありまぐみおおじょうやなかけもんじょ
大分類古文書
員数63点
時代江戸~明治時代
世紀17~19
解説 紀伊国牟婁郡有馬組(井土村・瀬戸村・有馬村・奥有馬村・山崎村・久生屋村・金山村、現在の三重県熊野市)の大庄
屋を勤めた仲家に伝来した文書群である。有馬組大庄屋が管轄する村々は、水野氏知行地の新宮領であった。久生屋村の仲賢右衛門が大庄屋を勤めたのは、安政末年から明治初年までという。有馬組大庄屋であり、居住する久生屋村の庄屋も勤めていたとみられる仲家に関わる古文書のほか、元禄期ごろから文政期ごろまで大庄屋を勤めた久保家、天保期ごろから安政期ごろまで勤めた鈴木家の時期の文書(原本や写し)も含まれている。そのほか、『紀伊続風土記』編纂に関わる史料、産田社(熊野市)関連の文書・近代文書などもみられる。大庄屋伝来文書として、紀伊藩の地方支配(奥熊野)を知るうえで貴重な文書群である。

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