小笠原簡斎宛書簡

名称ふりがなおがさわらかんさいあてしょかん
大分類書跡
員数3巻
作者野呂介石
材質紙本墨書
付属品桐箱
法量まとめ巻1:15.3~18.4×994.0、巻2:15.2~17.9×936.9、巻3:14.8~17.6×745.8
時代江戸
世紀18-19
伝来小笠原家→勝本信夫氏(勝本家)→和歌山県立博物館
解説 野呂介石(1747~1824)から小笠原簡斎(1781~1838)へ宛てた書簡を主とした書簡集。巻子3巻に計47通の書簡が収録され、うち37通が簡斎宛のものであることが明記されている。介石の書簡は、当館および和歌山市立博物館などにいくつか所蔵されているが、本資料に含まれる書簡の数は突出している。第1巻巻頭の題字と第3巻巻末の奥書は、それぞれ倉田績(1827~1919)によるものである。
 小笠原簡斎はいわゆる駿河越えの家臣であった小笠原家の9代目で、書画骨董を愛する人物で介石の弟子の一人であったが、現段階では簡斎筆の絵画や漢詩は見つかっていない。
 奥書から、簡斎の曾孫の婿養子にあたる実業家の小笠原誉至夫(1868~1945)が書簡をまとめて巻子装としたものを、倉田績が明治37年(1904)に上下2巻に分け、3巻目を補ったことがわかる。

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