南紀高松焼 瑠璃釉茶碗

名称ふりがななんきたかまつやき るりゆうちゃわん
大分類工芸
員数1口
材質南紀高松焼
付属品桐箱(後補か)、包裂2
法量まとめ高さ6.2 口径13.9 高台径5.7
時代江戸
世紀19
寄贈・寄託者名駿河 楠太郎
解説 外面に瑠璃釉が薄く掛けられた南紀高松焼の茶碗。高台から丸みを帯びて立ち上がり、口縁近くで外反する熊川形の器形である。全体に青みがかった白釉を施し、外面と高台内には瑠璃釉を刷毛で引いたように薄く重ね、見込には白釉のままとする。瑠璃釉は淡めの発色で、外面や底部に残った左回転轆轤の轆轤目が透けて見える。口縁には金泥を焼き付ける。高台内には「南紀/高松」染付銘が残っており、南紀高松窯での制作とわかる。近年の見解では、南紀髙松窯は文政10年(1827)ごろに開窯し、弘化年間(1844〜48)ごろまで創業したとされる。
テーマ食事

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