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奥野鶴渚宛書簡

名称ふりがなおくのかくちょあてしょかん
大分類書跡
員数1幅
作者祇園南海
材質紙本墨書
付属品杉箱・紙たとう箱
法量まとめ縦15.3 横51.7 (表装 縦131.0 横65.5)
時代江戸
世紀18
時期中期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説紀州の三大文人画家の一人で漢詩人としても著名な祇園南海(1676〜1751)が、詩友の奥野鶴渚(忠恒、生没年不詳)へ送った書状。水仙を主題とする七言絶句の漢詩を示し、詩句の含意や用法について詳しく説明している。この詩は、『南海先生文集』巻之四に、「水仙花」という表題で、ほぼ同じ詩が掲載されている。鶴渚は、小十人頭や御徒頭をつとめた紀伊藩の家臣で、南海の詩作の中によく登場する。漢詩を通じた交流の様子が、よくうかがわれる。

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