南紀男山焼 染付獅子図香炉

名称ふりがななんきおとこやまやきそめつけししずこうろ
大分類工芸
種類補足陶磁器
員数1口
材質南紀男山焼
付属品桐箱・包裂2・火舎(銀)
法量まとめ高さ9.2 口径18.9 底径16.2
時代近代
世紀19
時期明治
元号明治4
西暦1871
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 南紀男山焼は、京都の石清水八幡(別称男山八幡宮)を勧請した広八幡神社の近くに築かれた紀州藩の「藩窯」で、14連房登窯を稼働させ、日用雑器を中心として、当時は高価であった大量の染付磁器を生産し、紀州の廻船を利用して藩外に広く販路を確保し、藩財政を潤した。この香炉は、底面および側面に「明治四年、未正月廿一日、法号釈遠慶退位」「十一月四日生、安之祐、施主政吉」とあり、制作年と制作理由が明らかな、数少ない作品である。

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