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双鶏図

名称ふりがなそうけいず
大分類絵画
員数1幅
作者崖熊野
材質絹本著色
付属品二重箱(桐内箱・檜外箱)・書付(熊野略伝)
法量まとめ縦113.9 全長41.5
時代江戸
世紀19
時期後期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 中国では鶏という文字が吉と同じ発音であることから、鶏そのものに吉祥の意味があるとされた。また、花鳥画において同種の鳥を雌雄2羽描くことは、夫婦和合の象徴と考えられた。そのような意味で、本図は吉祥を主題としているものであろう。和合する雌雄の鶏を詠んだ格調高い自画賛に、款印「弘毅之印」・「剛先」(いずれも白文方印)が据えられる。関防印は「名教中有楽地」、遊印は「経史餘事」である。筆者の崖熊野(1734~1813)は、初め和歌山雑賀に住し、のち新宮に移った儒学者・文人画家である。一説に、南紀熊野に生まれたため、熊野と号したともいわれる。寛政2年(1790)に文学をもって藩に仕え、文化3年(1806)には『紀伊続風土記』の編纂に参与した。
テーマまつり/いのり

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