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春景山水図

名称ふりがなしゅんけいさんすいず
大分類絵画
員数1幅
作者野呂松蘆
材質絹本淡彩
付属品桐箱
法量まとめ縦76.7 全長41.6
時代江戸
世紀19
時期後期
元号天保2
西暦1831
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀州の三大文人画家の一人・野呂介石(1747〜1828)の甥にあたる野呂松蘆(1791〜1843)による山水図。けわしい高山から滝となって流れ下る渓谷沿いに松と霊芝がみえ、素朴で自由な表現となっている。自賛は「蒼巌古松秀、瑶芝肥/有霊山中、春不老滚/滚、一源水与人期千齢」とあり、絵とともにおめでたい内容となっている。落款は「辛丑春日松廬并題」(款記)、「隆訓」(白文方印)、「翼卿」(白文方印)で、遊印「自娯書屋図章」(朱文長方印)が捺されており、天保2年(1841)、松蘆晩年の51才の時の作である。松蘆は介石について絵を学んだようであるが、画人よりも儒学者として知られ、田辺領安藤家の家臣に儒学を教え、のちに京へ移って家塾を開いた。
テーマまつり/いのり

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