赤壁賦行書長巻

名称ふりがなせきへきのふぎょうしょちょうかん
大分類書跡
員数1巻
作者祇園南海
材質紙本墨書
付属品桐箱・包裂
法量まとめ縦28.2 全長331.3
時代江戸
世紀18
時期中期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 本巻は、巻末に南海が「若年時は数百篇の古文を諳じて一字も誤りはなかった。ところが今や衰老記憶の減退を感じていたところ偶々知己より需めがあったので前後赤壁賦を試みてみた。笑止の事である」との詩人独得のアイロニーに満ちた識語のとおり、これは南海晩年の書として位置づけ評価されるものであろう。なお、関防印には「難与俗人言」の朱文長方印、また款印には「嶺上白雲」「還不盡書銭酒債」の朱文方印を押す。なお巻首に「松琴書屋珍賞」などの鑑蔵印2顆がみえる。

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