/2

墨梅図

名称ふりがなぼくばいず
大分類絵画
員数1幅
作者祇園南海
材質紙本墨画
付属品桐箱
法量まとめ縦98.7 全長27.9
時代江戸
世紀18
時期中期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 本図は画面に大きく墨梅を配したもので枝條や花辨など教則に即応しながらもそれを止揚した練達の筆致がみられ、一見粗笨ながら随所に配意のあとが感じられる作行である。画面左に「疎影横斜暗香遠 一枝畄得菖風流」の賛語を書す。これは林和靖の山園小梅詩の一節「疎影横斜水清浅 暗香浮動月黄昏」を意識したものであろう。款は阮瑜とのみ記し「挟飛仙以遨游」との蘇軾・前赤壁賦からの引用による朱文楕円印を捺す。なお左端に「宗琅之印」「指津」の押印がみられるが、京都妙心寺塔頭・蟠桃院嗣住の指津宗琅(1726~1786)の鑑蔵印であろう。
テーマまつり/いのり

PageTop