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猛虎図

名称ふりがなもうこず
大分類絵画
員数1幅
作者桑山玉洲
材質絹本著色
付属品桐箱(紙蓋付)・紙たとう箱・包裂
法量まとめ縦87.7 横31.6
時代江戸
世紀18
時期中期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀州の三大文人画家の一人・桑山玉洲(1746〜99)による初期(20歳代後半)の作例。虎の上半身を、縦長の画面いっぱいに配置し、毛の1本1本まで細密に描いた作品で、濃い彩色や目にほどこした金泥・緑青などにより、生々しい虎の存在感を巧みに表現している。このような毛描きの細密描写や大胆な構図処理は、沈南蘋(1682〜?)や熊斐(1712〜72)らの南蘋派や、長崎の唐絵目利・渡辺秀詮(1736〜1824)らの長崎派に玉洲が学んだことをあらわすものと思われる。落款は、「桑文爵寫」(款記)、「嗣幹之印」(白文方印)、「号玉洲」(朱文方印)、「游埶」(朱文印)。
テーマまつり/いのり

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