和歌雲蓋院惣御霊屋参詣図

名称ふりがなわかうんがいいんそうみたまやさんけいず
大分類古文書
員数1舗
材質紙本著色
解説 東照宮の別当寺であるともに、紀伊徳川家の菩提寺でもあった雲蓋院の本堂と、その西側にあった歴代藩主をはじめとする徳川家の御霊屋の配置をあらわした絵図。文政13年(1830)閏3月24日、紀伊藩11代藩主徳川斉順(1801~46)は、10代藩主であった治宝(1771~1853)とともに、南龍院(藩祖・徳川頼宣(1602~71))の御霊屋の造営を行い、翌年正月には完成した。本図の西端には、新廟(南龍院御霊屋)が描かれており、新廟造営後の御霊屋の配置を描いたものとわかる。本図には貼り紙が付けられ、新廟造営により雲蓋院惣御霊屋に参詣する経路に変更があったことが記されている。なお、朱書の記号は随行者の配置を記したものである。本図は、紀伊徳川家の菩提寺であった雲蓋院の建物の配置が記されているとともに、藩主の参詣する経路を具体的に記した資料として貴重である。
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