唱歌と連絡づけたる国史学習
| 名称ふりがな | しょうかとれんらくづけたるこくしがくしゅう |
|---|---|
| 大分類 | 歴史資料 |
| 員数 | 1冊 |
| 作者 | 和歌山市広南尋常小学校国史研究部 |
| 材質 | ガリ版刷 |
| 付属品 | なし |
| 法量まとめ | 縦22.6 横15.2 |
| 時代 | 近代 |
| 世紀 | 20 |
| 元号 | 昭和10ころ |
| 西暦 | 1935 |
| 寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
| 解説 | 昭和初期に、国史教育の理解を深めるために広南尋常小学校(現在の和歌山市立広瀬小学校)の教師が、独自に研究・作成した指導書である。労作教育などの全我活動の風潮を批判的に継承しつつ、国民精神高揚のために国史の内容を児童に強く印象づけることを目指している。内容は、18項目の歴史的事項(神功皇后の新羅討伐・明治憲法の発布など)に対応する唱歌をえらび、両者を関連させて児童に国史を理解させるという手法を取っている。そこではやはり天皇に対する崇拝や国家への忠誠が強調されているが、15年戦争下のような狂信的な傾向はまだ見うけられない。 |