三十帖冊子

名称ふりがなさんじゅうじょうさっし
大分類複製
員数30冊
作者大村西崖(複製制作)
材質コロタイプ(モノクロ)
付属品杉箱(引出台板2)
法量まとめ縦15.9 横19.2
時代近代
世紀20
元号大正4
西暦1915
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 空海が唐に滞在中に、長安・青竜寺で恵果に指導を受けて、経典や儀軌類を書写したもの。粘葉装で全30帖からなり、空海自筆のほか、橘逸勢や唐の写経生の助筆によるものがある。空海はこれを東寺大経蔵に収めたが、9世紀後半から、10世紀初頭にかけて一時金剛峯寺に収められたことをめぐり、東寺と金剛峯寺との間で紛争が生じ、醍醐天皇の裁定で再び東寺に戻された。文治2(1186)年以降は、仁和寺大聖院経蔵に収められ、現在に至っている(原品は国宝)。

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