和注絵入源平盛衰記

名称ふりがなわちゅうえいりげんぺいじょうすいき
大分類典籍
員数12冊
材質紙本墨刷
付属品桐箱
法量まとめ縦12.6 横18.3
時代江戸
世紀18
時期中期
元号宝永4
西暦1707
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 『源平盛衰記』は『平家物語』の異本の一つで、儒教的な道義観、中国伝来の政治史観に立って、源平合戦から北条時政の上洛前後までを叙述する軍記物語である。読み本系と語り物系の2系統に区分される『平家物語』の諸本の中では、読み本系に属するが、もともと3巻といわれる『平家物語』に比べてその記述は圧倒的に多く、『平家物語』にはみられない挿話も多い。また、流布するにしたがって本品のように挿絵入りの普及本も出版されるようになった。本品は、江戸書肆と考えられる額田勝兵衛・正三郎による宝永4年(1707)の版である。

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