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漁楽山水図

名称ふりがなぎょらくさんすいず
大分類絵画
員数1幅
作者祇園南海
材質紙本淡彩
付属品桐内箱(紙蓋付)・杉外箱・巻止
法量まとめ縦31.6 横53.4(表装縦116.2 横68.7)
時代江戸
世紀18
時期中期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説祇園南海(1676〜1751)が山水図を描き、画面右上の余白に紀伊藩の儒学者・伊藤蘭嵎(1694~1778)が著賛したもの。賛は、李白の七言律詩「登金陵鳳凰臺詩」の第6句からとったものである。左下にある南海の印章「阮瑜之印」「白玉氏」から、南海最晩年の作と考えられる。関防印は「游戯三昧」である。樹木の表現などには稚拙な点もみられるが、やや俯瞰した構図や雲の配置と表現、波の描き方などには初期文人画の模索的な描法がうかがわれる。蘭嵎が京都から移って紀州に定住するのは、延享3年(1746)以降のことで、同じ藩儒としての交流の中で制作された作品であろう。
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