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湊講館覚

名称ふりがなみなとこうかんおぼえ
大分類書跡
員数1幅
作者祇園南海
材質紙本墨書
付属品桐箱・巻止2・金具2・絹片・書付
法量まとめ(書状部分)縦16.5 全長90.4(台紙 縦42.5 横66.6・表装 縦132.0 横76.5)
時代江戸
世紀18
時期中期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 祇園南海は、正徳元(1711)年の朝鮮通信使応接の功により、翌年、地方200石を回復して御近習となった。正徳3年(1713)には、紀伊徳川家5代藩主・吉宗(1684~1751)が開設した講釈所(湊講館、のちの学習館)で、藩儒・蔭山東門(1669~1732)とともに講書を行った。この資料は、講釈所の学則を南海が記したもので、聴講が庶民にも開放されていたことがわかる。このような藩儒が組織的に藩校で教授する制度は、全国的にみても早い事例であった。

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