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粉本図巻

名称ふりがなふんぽんずかん
大分類絵画
員数1巻
作者伝・祇園南海
材質紙本墨画
付属品桐箱
法量まとめ縦39.5 全長398.0
時代江戸
世紀18
伝来祇園尚濂跋文、桑山玉洲旧蔵
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説紀州の三大文人画家の一人・祇園南海(1676〜751)筆と伝えられる粉本を貼り継いで成巻したもので、巻末に南海の次男で紀伊藩儒の祇園尚濂(1712〜91)による、宝暦11年(1761)の識語がある。花鳥図・人物図など、全て水墨で14図からなるが、描いた画人の相当の技量がうかがわれる。見返と遊紙との紙継上に、「桒継粲」「明夫氏」という白文連印が捺されており、紀州の三大文人画家の一人・桑山玉洲(1746〜99)の手許にあったことがうかがわれ、興味深い。

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