七絶詩書

名称ふりがなしちぜつししょ
大分類書跡
員数1幅
作者菊池海荘
材質紙本墨書
付属品なし
法量まとめ縦132.8 横30.4
時代近代
世紀19
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 菊池海荘による、自作自筆の七言絶句。冬の和歌浦を描写したもので、海上の舟から、紀州東照宮を遠く望んでその情景を述べる。冬の嵐が、東照宮の鎮座する権現山を吹きすさぶが、自らの乗る舟の上だけ、ぽっかりと晴れた、この季節独特の天候の変わりやすさをうまく表現している。また、単なる自然の情景だけでなく、幼い子供が理由もなく泣きじゃくるところは、生活感もとりまぜた構成になっている。
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