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庚午紀行・落柿舎への文

名称ふりがなこうごきこう らくししゃへのふみ
大分類書跡
員数1巻1幅
作者各務支考
材質紙本墨書
付属品桐箱・紙外箱・巻子軸受・修理端材(紙箱入)
法量まとめ(庚午紀行)縦26.7 横54.6 (落柿舎への文)縦52.6 横127.7
時代江戸
世紀18
伝来松尾塊亭旧蔵
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 「庚午紀行」は、江戸時代前期の俳諧師・松尾芭蕉(1644〜94)の紀行文「笈の小文」(宝永6年(1709)刊行)を、高弟の一人・各務支考(獅子庵、1655~1731)が編集した異本で、本品はその自筆稿本である。支考が、同じく蕉門十哲の一人・向井去来(落柿舎、1651~1704)にあてた書状とともに伝来しており、この書状では。「庚午紀行」の序文を去来に依頼している。紀伊藩士で俳諧師の松尾塊亭(1732~1816)の旧蔵品で、塊亭は支考の弟子・田中五竹坊(1700~80)に師事して文台を譲られたため、その経緯で所持したことが想定される。

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