父母状
名称ふりがな | ふぼじょう |
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大分類 | 書跡 |
員数 | 1幅 |
作者 | 伊藤蘭嵎 |
材質 | 紙本墨書 |
付属品 | 桐箱 |
法量まとめ | 縦88.8 横46.0 |
時代 | 江戸 |
世紀 | 18 |
時期 | 中期 |
寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 万治3(1660)年に、紀州徳川家・初代藩主頼宣が、藩の儒学者・李梅溪(1617~82)に命じて作成し、領内に配布した「父母状」を、のちに儒学者・伊藤蘭嵎(1694~1778)が書写したものである。孝の道を広めるだけでなく、民衆統制のテキストにもなった本文の下に、制作の経緯・目的について記した、李梅溪の跋文も付属する。本文は以下の通り。「父母に孝行に法度を守り、謙り奢らずして、面々の家職を勤め、正直を本とする事誰も存たる事なれとも、彌能相心得候様に、常々油断無く下へと申聞すべきなり。子正月」。 |