書「心如水」

名称ふりがなしょこころみずのごとし
大分類書跡
員数1幅
作者徳川家茂
材質紙本墨書
付属品桐箱
法量まとめ縦57.0 横132.5
時代江戸
世紀19
時期後期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀州徳川家第13代藩主で、のちに14代将軍になった徳川慶福(1846~66)による大幅の書である。慶福は、嘉永2(1849)年に藩主となり、外国船の来航にともない、海防や軍事力の強化を推進した。安政5(1858)年に、井伊直弼らに推されて家茂と改名し、将軍となった。「心、水の如し」とは、心がさっぱりとして利欲の念がないことをいい、出典は『漢書』鄭崇伝にある。

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