紀伊国輿地全図

名称ふりがなきいのくによちぜんず
大分類古文書
員数1鋪
法量まとめ縦108.7 横114.0
時代近代
世紀19
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀伊国の全域を描いた国絵図で、江戸幕府撰国絵図をもとに刊行・筆写され、18~19世紀になって流布した輿地全図である。畾紙に記された紀伊国の石高が元禄郷帳の数値と一致することから、元禄国絵図を原図としていることがわかる。郡界は太線で周囲を着色し、郡名は矩形で囲んでいる。村(浦)形は小判形で、主要な道は朱線、河川は青色で描かれている。一部の郡界・郡域の異同から、本図は元禄国絵図の縮写図をもとにしながら、郡区町村編制法が制定された明治12年(1879)以降に一部の情報を修正して、制作されたものとみられる。

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