あだ物語
名称ふりがな | あだものがたり |
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大分類 | 典籍 |
員数 | 4冊 |
材質 | 紙本著色 |
法量まとめ | 縦27.1 横19.3 |
時代 | 江戸 |
世紀 | 17 |
寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 紀伊徳川家初代藩主・徳川頼宣(1602~71)の傳役で、家老を勤めた三浦為春(1573~1652)が著した仮名草子。鳥獣を擬人化し、その恋愛や発心を題材とした、異類物の仮名草子である。様々な仏典・漢詩文・歌学書などから故事や古詩歌も引用し、初期仮名草子の中でも注目すべき作品の一つとされる。本品は、寛永13年(1636)以前成立の自筆本をもとに、寛永17年に出版された版本のうち、中村五兵衛版とよばれる系統に属する。当初は上下2冊であったが、貸本として流通しやすいように4冊本に分冊したものと思われる。 |