義倉勧農口上書

名称ふりがなぎそうかんのうこうじょうしょ
大分類書跡
員数1巻
作者桑山玉洲
材質紙本墨書
付属品桐箱
法量まとめ縦16.0 全長101.9
時代江戸
世紀18
時期後期
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀州の三大文人画家の一人・桑山玉洲(1746~99)は、父・昌澄の跡を継いで和歌浦で廻船業を営むが、やがて新田開発にも携わるようになり、和歌山平野南部の和田川中流に位置する海部郡吉原組(和歌山市)周辺の荒蕪地などの開発を行った。明和5年(1768)に成立した新出嶋村もその一つである。本品は、農業経営に従事していた玉洲が、紀伊藩からの御救米が支給されるにあたって、自らも分限に応じて米などを拠出し、貯蔵するための義倉の建設を願い出たものである。

PageTop