刀 銘「備州長船祐定 永禄七年八月(以下切)」

名称ふりがなかたな めいびしゅうおさふねすけさだ
大分類工芸
員数1口
作者祐定
法量まとめ刃長68.0 反り2.1 全長89.0
時代戦国
世紀16
元号永禄7
西暦1564
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 室町時代後期の備前長船の刀工・祐定のうち、彦兵衛尉と称した人物が制作したと推定される刀。庵棟鎬造で、ふくら枯れた中鋒に腰反り気味の姿、身幅は広めで板目に杢目交じりの肌である。茎尻を一文字に切り落とし、茎棟も磨り上げ、銘は表裏とも字画の半分のみが残されている。刃文は、互の目交じりの小湾れで、刃中に玉がみられる。白鮫皮に緑糸を菱巻にした柄に、黒石地塗の鞘、鯉文透の鍔が付いた打刀拵が付属する。

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