山水図(倪瓚詩意)

名称ふりがなさんすいず
大分類絵画
員数1幅
作者野呂介石
材質絖本墨画
法量まとめ縦124.5 横49.7
時代江戸
世紀19
元号文化9
西暦1812
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紀州三大文人画家の一人である野呂介石(1747~1828)が描いた山水図。画面手前には、1本の松と冬枯れの木立があり、水面に隔てられて、向こう岸には誰もいない四阿が見える。遠くには、柔らかい擦筆を重ねて描いた低い山が墨のみで表され、閑散とした山水図となっている。画面右上に元末四大家の倪瓚(1301~74)の五言絶句を引用して、詩画ともに倪瓚を意識して制作された作品である。款記により、文化9年(1812)、介石66歳の作と判明する。

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