南紀高松焼  色絵牡丹図土瓶 (西本正治氏収集陶磁器類のうち)

名称ふりがななんきたかまつやき いろえぼたんずどびn
大分類工芸
員数1口
材質南紀高松焼
法量まとめ総高20.4 口径6.3 底径6.9 胴張12.0
時代江戸
世紀19
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 あでやかな牡丹が描かれた白磁の土瓶で、口の下部に「南紀/高松」の朱字銘があり、南紀高松焼の陶器場で絵付けしたもの。底部は無釉。両耳に藤材かと思われる弦を渡して持ち手とする。胴部の一方の面には、鮮やかな色絵で牡丹と蝶を描き、もう一方の面には「数朶紅雲静/不飛含香含/態酔春暉東/皇雨露知多/少昨夜風前/已賜緋」という明代の詩人・馮琦(1558~1603)による七言絶句を記す。陶工・田村高山(生没年未詳)が上絵付けを施した作例とされるが、確証には欠ける。

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