方棹吟秋図

名称ふりがなほうたくぎんしゅうず
大分類絵画
員数4枚
作者岡本緑邨
材質紙本墨画
法量まとめ縦24.8~25.0 横44.7~44.8
時代江戸
世紀19
元号慶応3
西暦1867
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 江戸時代後期から明治時代初期にかけて活躍した、和歌山出身の画人・岡本緑邨(1811~81)の作品。画面の形態や引手跡の位置から、もとは天袋貼付であったと考えられる。最も左に位置する画面の左上には、「方棹/吟秋」の題と「丁卯/夏日/緑邨/寫」の款記、「岡本邦直」(白文方印)「季温」(朱文方印)がみられる。「渓山無尽・秋江漁艇図襖」と同じく、明治3年(1870)に描かれたことが款記からわかり、一連の制作と考えられる。横長の画面を活かして水平方向の速さを的確に表現している。和歌山市・谷井家旧蔵資料。

PageTop