渓山無尽・秋江漁艇図襖

名称ふりがなけいざんむじん しゅうこうぎょていずふすま
大分類絵画
員数12面
作者岡本緑邨
材質紙本墨画
法量まとめ縦168.2~169.0 横89.4~92.7
時代近代
世紀19
元号明治3
西暦1870
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 江戸時代後期から明治時代初期にかけて活躍した、和歌山出身の画人・岡本緑邨(1811~81)による12面の襖絵。内訳は、渓山無尽図8面、秋江漁艇図4面である。題・落款および印章として、題「溪山無盡」款「緑邨山人寫」、「岡本邦直」(白文方印)「字曰季温」(朱文方印)、題「秋江漁艇圖」款「丁卯夏日緑邨寫」、「岡本邦直」(白文方印)「字曰季温」(朱文方印)が確認され、明治3年(1870)の制作であることがわかる。紀州三大文人画家の一人・野呂介石(1747~1828)を彷彿させる文人画風の作風を呈し、各モチーフが丁寧に描かれ、堅実に構成された山水図で、緑邨が高い技量を有していたことがうかがわれる。和歌山市・谷井家旧蔵資料。

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