鳴滝山澗旧遊図
名称ふりがな | なるたきさんかんきゅうゆうず |
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大分類 | 絵画 |
員数 | 1幅 |
作者 | 野呂介石 |
材質 | 紙本墨画 |
法量まとめ | 縦134.9 横41.7 |
時代 | 江戸 |
世紀 | 19 |
元号 | 文化8 |
西暦 | 1811 |
寄贈・寄託者名 | 和歌山県立博物館 |
解説 | 紀州三大文人画家の一人・野呂介石(1747~1828)が、紀伊藩儒・菊池衡岳(1747~1805)の七周忌の文化9年(1812)に、追悼の意を込めて制作した作品。画面奥から流れる鳴滝川(和歌山市)のほとりには、琴を弾く人物と茶を烹る童子がおり、川を下ると、両岸に不動堂と弁天堂と思われる堂舎が淡く描かれている。自賛には、衡岳と鳴滝に遊ぶことはもうできないが、七周忌の今日、吹上精舎に集い、本図を描いて追感の情を託して墓前への供物としようと記される。和歌山の茶人・清水曲洲(1830?~82)や漢学者・倉田績(1827~1919の旧蔵品である。 |