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高野山御手印縁起

名称ふりがなこうやさんごしゅいんえんぎ
大分類典籍
員数1巻
材質紙本墨書
法量まとめ縦32.0 横432.2
時代江戸
世紀18-19
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 高野山御手印縁起は、空海が丹生明神より領地を得たことを示す諸縁起類の総称で、広義には「太政官符案并遺告」・「御手印縁起」・「遺告真然大徳等」からなる二帖一通を指し、狭義ではこのうち手印が捺された「御手印縁起」のことを指す。中世の高野山では、この縁起を根拠に寺領荘園を拡張して一円支配を実現させるなど、重要な役割を果たした。本品は、「御手印縁起」の江戸時代の写しで、さらに巻末に建武2年(1335)12月2日の文書の写しが附属するが、これは後醍醐天皇が原本を書写させ、それを正文として原本を門外不出とするように示したもので、重要文化財・金剛峯寺根本縁起(後醍醐天皇御手印並御跋)の写しであることが分かる。
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