紋羽

名称ふりがなもんば
大分類歴史資料
員数1反
法量まとめ幅36.5
時代近代
世紀20
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 紋羽(紋羽織)は、地質が厚く、柔らかく、毛羽立たせて織った、綿フランネルに似た綿布の一種。保温力に優れ、肌着や足袋裏や帯芯に用いられた。18世紀中ごろから明治時代にかけて、現在の海南市・紀美野町・紀の川市貴志川町の貴志川流域を中心に、農家の副業として家内工業的に製造が行われ、地場産業の物産品であった。この資料は、商品出荷用に包装されたもので、「紀州物産 那賀野上孟子 榎豊治郎製造」というラベルが付けられている。製造が途絶える直前の、大正時代ごろの製品と推測される。

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