愛徳山六所権現祭文

名称ふりがなあいとくさんろくしょごんげんさいもん
大分類書跡
員数1巻
材質紙本墨書
法量まとめ縦31.3 横37.9
時代戦国
世紀16
元号永正16
西暦1513
寄贈・寄託者名和歌山県立博物館
解説 永正10年(1513)8月19日付の日高郡阿多木荘愛徳山六所権現の祭文。日高郡阿多木荘愛徳山権現とは、日高郡日高川町(旧美山村)の上阿田木神社・下阿田木神社のことである。本文では、愛徳山権現へ一度参詣すれば現世の所願が成就し、信心し名号を聞けば悪業煩悩がたちどころに消え、六根罪障が忽ちに消滅する、とその効験を記す。また、当山栄座検校・別当・神主・衆徒・百姓ならびに郡内旦那等の息災延命を祈願している。愛徳山権現は、新宮(新宮市)の阿須賀神社が祖神で、日高平野の八幡山に愛徳山王子(御坊市)として勧請され、日高川を遡上して上・下阿田木神社、さらに上流の寒川神社へと分祀・勧請がなされたと考えられている。
テーマまつり/いのり

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