高尾山及城山附近試験林案内図

資料名(カナ)タカオサンオヨビシロヤマフキンシケンリンアンナイズ
文書群名
年代(和暦、年月日)昭和2年以降
解説53.5×69.0㎝。4つの範囲にわかれる7つの御料地(廿里御料地、賽ノ神御料地、高尾山御料地、城山御料地・滝ノ沢御料地・板当御料地・小下沢御料地)について、標高やルート、距離が示されている。御料地の地図は縮尺2万分の1。右下に縮尺5000分の1の「林業試験場構内図」がある。大正10年(1921)に南多摩郡横山村大字下長房廿里(現在の廿里町)に宮内省帝室林野局林業試験場が設置された。戦後、農林水産省への移管を経て、現在は国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所多摩森林科学園となっている。
昭和2年(1927)1月に営業を開始した高尾登山鉄道の経路が「高尾索道」と記載されていることから、同年以降に作成された図と推測される。左下の凡例によると、記載された道は本道・回遊歩道・経路・予定経路の書き分けがなされている。「武蔵国」「相模国」の表記から、旧国境の認識が近代以降も適用されていたことがわかる。

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