紙製の洗面器

資料名(カナ)カミセイノセンメンキ
時代区分
解説戦時中に使われた代用品です。日中戦争が始まると綿や皮革・金属・ゴムなどは、軍服や軍靴、戦艦などの軍需に最優先で使用されるようになりました。家庭から金属製品が回収され、昭和13年(1938)には、金属製品の製造が禁止されたため、工夫を凝らした代用品が作られました。洗面器はボール紙のような厚手の紙を何枚も重ねて形を作り、金属製に似せるために銀色の塗料が塗られています。縁がかなりすり減っていて、使用されていたことがわかります。

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