八王子商店勉強競べ双六

資料名(カナ)ハチオウジショウテンベンキョウクラベスゴロク
文書群名
年代(和暦、年月日)大正14年
解説振り出し・上がりを含め53区画。振り出しには大正14年(1925)3月24日に開設された玉南鉄道東八王子駅が描かれているので、それ以降に作成されたことがわかる。本資料の裏に「謹賀新年 八王子市平岡町三拾壱番地 清水紋蔵」のスタンプ印影があり、また上がりには大正15年の日曜表が掲載されているので、年始挨拶の品として用意されたのであろう。清水紋蔵が経営していた商店は、44番目の「木製玩具 雑貨菓子商」、上がりの清水雑貨店、ともに同じ住所で2度登場している。上がりの写真を別の商店に差し替えれば、掲載されている他の商店の粗品とすることもできるということだろうか。なお、編輯者の秋間一昇は昭和50年代半ばまで活動した車人形の一座「秋間一昇座」を率いた人物と同じと考えられる。発行所の公明社と秋間の住所が同じである。また、28番目に「公明社洗染部」があり、衣類等の染め直し業を営んでいたらしいことがわかる。

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