メカイ

資料名(カナ)メカイ
時代区分
解説メカイは、里山に自生する篠竹(アズマネザサ)で作るカゴです。皮を薄く剥いで「ヘネ」を作り、六つ目(六角形)に編みます。丈夫で日常使いに重宝されました。江戸時代以来、市内東部の旧由木村と、旧由井村の一部(宇津貫)の農家では余業として冬の農閑期に家族総出でメカイを作っていました。都内の商店から初売りの年玉として大量の注文があったほか、遠くは北海道まで出荷し、戦後まで有力な副収入源の一つでした。
令和5年(2023)3月、「南多摩のメカイ製作技術」が東京都指定無形民俗文化財(民俗技術)に指定されました。民俗技術としては東京都で初めての指定です。

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