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大日本職業別明細図之内 八王子市 浅川高尾山 原町田

資料名(カナ)ダイニホンショクギョウベツメイサイズノウチ ハチオウジシ アサカワタカオサン ハラマチダ
文書群名
年代(和暦、年月日)大正13年12月22日
解説54.5×78.9㎝。八王子市・高尾山周辺(当時は浅川村)・原町田(現町田市)の商店や寺社および旅館など観光施設の案内図。裏面は一部写真入りの施設索引となっている。「本図にはあらゆる職業階級を網羅し、なかんづく国税・府県税の納税額を標準とし、信用ある住家はその全部を掲載す」と裏面欄外左に掲載基準が示されている。裏面の「情況」には、八王子は「中央線の要駅にして関東有数の機業地」「府下西部における商工業の中心地」「街路整然商家軒を並べ重要物産たる織物業の発達と共に来住の客繁(しげ)く、商工業また著(いちじる)しく発展し市勢益々進み」と、大正13年(1924)当時、目覚ましく発展する商業・産業都市の姿が表現されている。高尾登山鉄道(ケーブルカー)が営業を開始するのは昭和2年(1927)だが、敷設準備を進めていた高尾索道株式会社が掲載されている。高尾山周辺は「遊覧者四時絶えず毎年数十万に上る。旅館・休憩所・飲食店・土産品店等軒を並べ旅情を慰むるに足る」の記述から、参拝者や観光客で賑わう様子を知ることができる。
【画像2/2が裏面です】

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